賢者の選択

市場規模が2兆円に達するとも言われている葬祭ビジネス。近年、鉄道会社や小売業といった異業種による新規参入が全国規模で目立っているため、業界内における競争はますます激化している。

そのような時代にあって、「ご葬儀はくらべて選ぶ時代です」をテーマに掲げ、地域密着にこだわりながら時代のニーズにあった葬儀のあり方を提案している葬儀社がある。

さいたま市を拠点に埼玉県内に19の直営葬祭場を運営し、創業50年の歴史を刻むセレモニーだ。代表取締役である志賀司は「一生に一度しかない葬儀だからこそ、葬儀の費用や内容をじっくり比較検討する時代になってほしい」と訴える。

「もしもの時に頼りになり、もしもの時に声をかけてもらえる」という葬祭業を目指している志賀が掲げている“葬儀改革”とは何か。そんな一人の思いが葬儀業界を変えるきっかけになるのだろうか。

この放送は2016年1月、BS12トゥエルビ、日経CNBC、サンテレビで放映されたものです。